【富山市】駐車場に降りた瞬間から出汁の香り!2026年5月オープン「出汁と麺」で、最後の一滴まで飲み干したくなる一杯に出会いました!
車を駐車場に停め、ドアを開けた瞬間でした。ぶわっと鼻に飛び込む出汁の香り。ラーメン店というより、上質な蕎麦店やうどん店の前を通った時のような、思わず深呼吸したくなる香りです。
2026年5月に山室でオープンした「らーめん 出汁と麺」。店名どおり、出汁にとことんこだわったラーメン店です。
今回いただいたのは、お店のスタッフさんが「初めてでしたらぜひ」という「醤油らーめん」を、煮玉子トッピングで。
周囲のお客さんがこぞって注文されていた、ランチタイム限定のミニ鱒寿司丼をセットにしました。まずはスープをひと口。醤油の香ばしさのあとに、昆布や鰹節など幾重にも重なった出汁の旨みがじんわりと広がります。ラーメンなのに、どこか上質な蕎麦店やうどん店を思わせるような香り。それでいて、ちゃんと「ラーメン」として成立しているのが不思議です。
油っぽさや重たさはほとんど感じず、最後まで飲み進めたくなる優しい味わいでした。細めのストレート麺は、繊細なスープによく絡み、パツッとした歯切れも抜群。
豚バラのチャーシューはしっとり柔らかく、箸で持ち上げるのが至難の業です。煮玉子は黄身まで絶妙な半熟加減で、白身にしっかりと染みた出汁が絶妙です。一つひとつの具材にも丁寧な仕事が感じられます。
そして厨房では、職人さんが一杯一杯、まずは丼を温め、丁寧に拭き上げてからラーメンを仕上げていました。そのひと手間を惜しまない姿を見て、「この一杯がおいしい理由はここにもあるんだな」と納得。細かな仕事の積み重ねが、あの繊細な出汁の味を支えているように感じました。カウンター4席の鮮魚店の限定名物メニューが評判となり、こちらがオープンしたという経緯も納得です。
厨房の大きな寸胴には、昆布や鰹節など、さまざまな出汁の素材がぎっしり。駐車場まで漂っていた、あの豊かな香りの理由がここにありました。セットで注文したミニ鱒寿司丼も驚きのおいしさ。そのままいただくと、鱒の旨みを引き立てる絶妙なお酢加減で、思わず「これだけでも食べに来たい」と感じるほどです。富山県民には推し鱒寿司があるものですが、ここの鱒寿司もぜひみなさんの選択肢に入れて欲しいレベルです。
そして、お店おすすめの食べ方が後半にラーメンスープをかけること。正直、「猫まんまみたいになるのかな?」と思っていましたが、一口食べてびっくり。出汁の旨みが酢飯と鱒寿司に溶け込み、お茶漬けとも雑炊とも違う、なんとも上品な味わいに変わります。気軽な食べ方なのに、驚くほど上品。これはぜひ試していただきたい、おすすめの楽しみ方です。
卓上には、にんにくオイルやしょうがオイルも用意されています。「途中で味変しよう」と思っていたのですが、スープのおいしさに夢中になり、気付けば最後まで入れるのをすっかり忘れていました(笑)。それくらい、完成度の高い一杯だったということですね。みなさんはぜひ試していただいて、ぜひ感想を教えてほしいと思います。
店内を見渡すと、ご年配の方や、おしゃれな女性同士のお客さんの姿も。濃厚・ガツン系とはひと味違う、出汁をじっくり味わうラーメンだからこそ、幅広い世代に愛されている理由がよく分かりました。派手なインパクトで驚かせるラーメンではありません。丁寧に引いた出汁、丁寧な仕事、丁寧な一杯。
車を降りた瞬間から始まる出汁の香りに誘われ、最後の一滴まで飲み干したくなる。そんな一杯に出会えました。
- 住所
- 〒939-8006 富山県富山市山室5−1
- 営業時間
- 10:00〜17:30(スープが無くなり次第終了)
- 定休日
- 水曜日
- 関連リンク
※情報は取材当時のものです。来店の際は公式情報をご確認ください。






